サービス業と小売業の
マーケティングを研究
私たちの身近な存在であるサービス業と小売業のマーケティング活動を、企業と顧客の相互作用という視点から理論的に探究する。
研究キーワード:サービス/価値共創/相互作用/顧客関係
博士(マネジメント)
2016年、広島大学大学院社会科学研究科博士後期課程修了、博士(マネジメント)の学位を取得。広島大学研究員、岡山理科大学非常勤講師を経て、2017年度より岡山理科大学経営学部講師。
サービス業、小売業のマーケティングをテーマにして研究しています。消費者のライフスタイルや価値観が多様化している現状の中で、企業にとって、ただ同質の商品やサービスを提供することですべての消費者の要求に応えることはもはや不可能です。個々の消費者の生活に埋め込まれている需要やニーズを理解するには、消費者との綿密なコミュニケーションが最も質の高いアプローチと思われます。私の研究は、消費者と直接的な接点があり、常にコミュニケーションの機会をもつサービス業と小売業に注目し、相互作用というキーワードを通して、そのマーケティング活動を解明することを目的としています。企業は如何に激しい競争の中で消費者を囲い込んで利益をあげることができるか、という従来の考え方ではなく、消費者の幸せのために如何にサポートしていくのか、さらに、それを可能にするために如何に企業システムや経営戦略を調整すべきか、という新しい視点から検討・分析していきます。