マーケティングと
企業戦略を研究
すべての企業に通じるサービスの考え方を起点に、理論的思考と実践的学習を繰り返しながら、新しいマーケティングを模索する。
研究キーワード:サービス/価値共創/相互作用/生活世界
博士(経営学)
愛知大学大学院経営学研究科在籍中に旭川大学専任講師、助教授。その後、浜松大学、名城大学、広島大学大学院などの教授。その間に東北大学大学院経済学研究科に入学、2010年に博士(経営学)の学位を取得。2017年度より岡山理科大学経営学部教授。
最近、ようやく、ライフワークともいうべき研究テーマに辿り着くことができました。もともと、米国生まれのマネジメントやマーケティングに疑問を感じていたのですが、サービス研究を手掛けることで、日本の社会にあったマーケティング理論の構築に糸口を見つけることができました。それは、長期的で利他的利己主義的な行動原理にもとづくものであり、日本の消費者、企業の行動を上手く説明でき、また、導くことが可能です。 よく、社会科学は時空間に制約されているといわれますが、受け手が主導するというサービスの本質に規定された新しいマーケティングは、日本の土壌に適合する理論の構築に繋がります。すなわち、サービスの考え方にもとづいた日本発のマーケティング理論と手法を提示することが現在の研究テーマといえます。
よく街を散策します。街並みや人の営みに触れることで、新しい研究のアイディアが生まれたりします。