政治と経済が国際関係に
与える影響を研究
経済のグローバリゼーションと各国の政治との相互作用に注目。グローバル企業が国際関係に与える影響について考察を深める。
研究キーワード:防衛産業/武器輸出/防衛研究開発/オープンイノベーション/レピュテーションリスク/グローバルサプライチェーン
博士(国際関係学)
立命館大学大学院国際関係研究科博士課程後期課程満期退学。その後、2006年に博士(国際関係学)の学位を取得。国際日本文化研究センター機関研究員などを経て、2011年度より岡山理科大学総合情報学部講師、准教授、2017年度より経営学部准教授。
国際政治経済学とは、国際関係における政治と経済の相互作用を分析の対象とする学問ですが、その中でも私は防衛産業や、軍事用にも民生用にも使用可能な「デュアル・ユース技術」の取扱いについて研究しています。
日本をはじめとして多くの国では、武器の開発や生産は民間企業によって担われています。しかし、こうした企業も経済のグローバル化と無縁ではなく、国境を越えた経営活動を積極的に展開しています。そうすると、軍事に利用できるデュアル・ユース技術を国家の中にとどめておきたい国家と、民生に利用できるデュアル・ユース技術をグローバルなレベルで活用し、最大の利益を得たいと考える企業との間に意識のずれが生じます。こうしたズレが生じた時、国家はどのような手が打てるでしょうか。また、企業はどのような経営判断を行うのでしょうか。私の研究はこうした問題を対象としています。
月に1-2回は草野球の試合に出場しています。試合のないときは息子の野球の応援や練習につきあったりしています。たまに演劇を観に行ったりもしますが、最近はもっぱら自宅での鑑賞が多いです。