これまでの連携プロジェクト

これまでの連携プロジェクト

課題解決型ラボは、実は、経営学部の母体である社会情報学科で、すでに実施されています。
ここでは、その中から5つのラボ・プロジェクトを紹介します。

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2017年度(最新ラボ!) 瀬戸大橋30年目の再定義・プロジェクト研究連携企業:NHK岡山放送局協力:JB本四高速与島パーキングエリア、JR西日本、JR四国、高松丸亀町商店街、 三井アウトレットパーク倉敷、香川県中小企業団体中央会、 岡山県中小企業団体中央会

概要(プロジェクト背景)

平成30年4月に開通から30年を迎えた瀬戸大橋が私たちにもたらしたものは何だったのでしょう。今回のプロジェクトでは、本州と四国を結ぶ瀬戸大橋の両サイドである香川県と岡山県で大規模なアンケート調査を実施により「瀬戸大橋、30年目の再定義」に取り組み、国家的な大プロジェクトが人々の生活に与えたもの、またその未来を浮き彫りにすることを目指しました。

活動報告


1. 参加学生 55名(3年次生43名、2年次生12名)
2. 参加教員  7名
3. 街頭アンケート調査概要
プロジェクト参加の全学生教員により、調査地点5箇所で全15回の調査を実施、参加学生数延べ108名、同教員15名が参加しました。
また、街頭アンケート調査用紙の制作およびアンケート結果の分析は森ゼミチーム(3年次生)、鷲見ゼミチーム(3年次生)、2年次生2チームの計4チーム24名が取り組みました。
アンケート調査回収数 1,329件

調査場所 調査月日(回数) 回収数
JR岡山駅前 2/17,18,19(3回) 260
三井アウトレットパーク倉敷 2/18,20,24(3回) 274
与島パーキングエリア 2/17,18,25(3回) 262
JR高松駅前 2/20,21,24(3回) 250
高松丸亀商店街 2/17,20,25(3回) 283


4. 企業アンケート調査概要
瀬戸大橋の両端の香川県・岡山県の中小企業団体中央会にご協力をいただき、合計1000社にアンケートを発送。香川県131社(495件の発送)、岡山県151社(505件の発送)合計282社から回答をいただきました。
企業アンケート調査用紙の制作およびアンケート結果の分析は大藪・黒田・清野・松村・三原・山口・村松各ゼミによる4チーム学生31名が取り組みました。

対 象 発送数 回収数 回収率
岡山県企業 505 151 29.9%
香川県企業 495 131 26.5%

 

 

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2017年度 外国人観光客誘致(インバウンド)・プロジェクト研究連携企業:読売グループ(読宣岡山・読売旅行、読売新聞)協力:タイガーエア台湾、岡山県内各自治体

概要(プロジェクト背景)

読売グループから持ち込まれた課題、「台湾から岡山県内への観光客を増やすため、魅力ある旅行商品を開発する」を解決する台湾インバウンドPBLプロジェクト(以下、台湾PBL)。社会情報学科の3-4年次生25名が参加し、この課題に取り組みました。 今回は、岡山県内ならず台湾での現地調査も行うなど、これまでのプロジェクト研究にはないきわめて活動的な取り組みとなりました。

活動報告

2017年6月のキックオフイベントを皮切り、学生は6つのチームに分かれ、それぞれが岡山県内の観光資源を調査するために各地域を訪れました。観光地の調査に加え、自治体の方々や観光業に携わる方々へのインタビューを交えながら、まずは中間的な旅行プランを9月の中間発表会で報告。ここで、企業様からのコメントやアドバイスを受けて、いよいよ台湾での現地調査。 台湾では、岡山理科大学の提携校である致理科技大学の学生さんの協力を得て、日本観光にかかわる現地企業での聞き取り調査、及び台湾人観光客のニーズを探るため台北駅や西門町、板橋などでアンケート調査を実施。1,300を超えるアンケートの回答などに基づき、各グループは最終の旅行商品プランを企画し、これを2月の最終発表会でプレゼンしました。 今回は、日本国内のみならず、台湾での聞き取り調査やアンケートを実施するなど、学生たちの行動力がとりわけ光ったプロジェクト研究となりました。

 

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2016年度 サービス創造(出店企画)・プロジェクト研究連携企業:(株)エブリイホーミイホールディングス

概要(プロジェクト背景)

(株)エブリイホーミイホールディングスから、持ち込まれた課題、『岡山市横井上にオープンする「エブリイOkanaka津高」が地域社会との共創・共生していく店舗・サービスを企画開発する』を解決する課題解決型授業。「経営戦略」の受講生88名と山口ゼミ生15名の計103名が臨みました。まさに、経営学部の「イノベーション・ラボ」のモデル授業となるものです。
2016年10月スタートのこの企画、オープンが3月末に控えたリアルな課題だけに、ニーズが複雑で、難易度も高いのですが、エブリイの開発担当チームとコミュニケーションを重ね、市場調査などのマーケティングデータによる裏付けもとりながら、課題に取り組んでいきました。

活動報告

講義としては全19回。まず、経営戦略の理論や流通業における事例を復習・学習した後、開発担当チームより2回に分けて課題が出されます。1回目は、学生や高齢者などが利用しやすい施設の提案など、集客のためのサービスを中心としたテーマ4つ、2回目は、会員特典、産直コーナー、フードコート、フリースペースの運用方法など、店舗内を中心とした具体的なサービスを考えるテーマ6つが出されました。いずれも開発担当チームが実際にかかえている課題です。103人が10のグループに分かれて、実際の現場に行っての調査やソーシャルデータの分析、学内外でのアンケート調査、さらには、開発担当チームとの授業内外での議論の繰り返しなどから、提案をまとめていきました。
それぞれ発表会(1回目:12/22、2回名:1/30)で、成果をプレゼンしましたが、1回目の審査の講評では、いい企画、ダメな企画をはっきり伝えられ、自分たちの甘さを痛感することになりました。その反省を踏まえ、2回目では、SWOT分析やVRIO分析などを用いた事業戦略や分析のビジネスフレームワークもきちんと組み込まれた質の高いプレゼンテーションが繰り広げられました。
それぞれの発表会では厳正な審査が行われ、優秀な企画の順に表彰が行われました。 提案された企画のうち、「1,000坪のエブリイ農園」は、実際に「エブリイOkanaka津高」の4階フリースペースで実現にいたっています。

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番組制作・プロジェクト研究連携企業:岡山シティエフエム

概要(プロジェクト背景)

岡山シティエフエムから、持ち込まれた課題、『学生が毎日聞いてくれるラジオ番組を創りたい』を解決する番組制作・プロジェクト研究。
これらの課題を解決するために、FM ラジオ番組の創造的なコンテンツを一から企画・制作・放送することを目的としたラボです。学生たちは年間を通じて企画を立て、岡山シティエフエムの担当者の方から指導を仰ぎ、アイディアを出し合い、コンテンツを制作・発表、さらに番組パーソナリティまで担当、ラジオ番組制作から放送までのプロセスを学びます。

活動報告

上記の課題提案から、ラボ・プロジェクト活動を実施。10ヶ月後の2013年7月から、社会情報学科の学生が企画・制作・放送する「わくわくキャンパスナビゲーション」がスタートしました。もちろん、現在も放送中です。放送回数は3年間で70回を超え、現在では、岡山シティエフエムの名物番組の1つとなり、聴取率も岡山シティエフエム提供番組の中では常に上位に位置しています。
また、番組制作ラボに参画したメンバーの多くは、この活動の影響から、マスコミやメディア関係に就職する学生が多く、インターンシップの意味合いも兼ねたプロジェクトとなっているのが特徴です。

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ヤマザキランチパック・プロジェクト研究連携企業:山崎製パン(株) 岡山工場

概要(プロジェクト背景)

山崎製パンの岡山工場から、持ち込まれた課題、『岡山の学生が食べたい岡山ならではのランチパックの商品開発』を解決するヤマザキランチパック・プロジェクト研究。
この課題を解決するために、山崎製パンとの共同ランチパック開発プロジェクトを始動しました。社会情報学科のマーケティングや経営戦略のゼミに所属するゼミ生25名で、実際に発売され、コンビニやスーパーに並ぶ商品を作ります。マーケティングと商品開発のプロセス、アイデア発想からコンセプト構築、コンセプトテスト、コンセプト実現度テスト、商品の差別化について、学び、経験することになります。

活動報告

上記の課題提案から、プロジェクト活動を実施。6ヶ月にわたる長期間、山崎製パンの企画担当の野口さんに指導を仰ぎながら、ついに、岡山理科大学とヤマザキとのコラボ商品ランチパック「デミカツ風」が誕生。2014年2月1日から、約3ヶ月の期間限定で、中・四国地区のスーパー、コンビニエンスストアなどのヤマザキ製品取扱店で販売されました。お陰さまで、売れ行き好調で、さらに3ヶ月間、販売延長となりました。詳細な売上数量の報告はありませんでしたが、販売延長のボーダーが5,000個 と聞いていますので、学生たちの大きな自信につながったことは間違いありません。お客様(顧客)の目線で、商品を考えることを経験できたことが、学生にとって何よりも大きな財産となりました。

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岡山県ブランディング・プロジェクト研究連携企業:岡山県商工労働部

概要(プロジェクト背景)

岡山県商工労働部より、持ち込まれた課題、『岡山の人が自慢できるロゴマークの制作』 を解決する岡山県ブランディング・プロジェクト研究。
岡山県には、全国に誇れる素晴らしい特産品や観光資源がたくさんあるにもかかわらず、県ブランド力では常に下位に位置し、岡山県というブランド力の向上が長年の大きな課題となっています。そこで、魅力ある岡山県を象徴するマークを制作し、全国に向けて発信することで、岡山県民には地元の再発見を、全国へは岡山県の魅力発信をさらに強化していこうというのが、岡山県ブランディング・プロジェクト研究の趣旨になります。

活動報告

記の課題提案から、活動を実施。2013年、学内公募により岡山県出身の社会情報学科生が21名集合。故郷・観光資源豊かな Okayama をなんとか盛り上げていきたいという気持ちが前面に出たプロジェクトが始動しました。3ヶ月後には、マーク制作の公募コンテストを開始。県内の全ての大学・高校にポスターを掲示。300を超す応募作品の中から、県内公立高校のデザイン科に通う女子高生の作品が金賞を受賞。このマークが、デザイナーによって修正・加工され、今では、きびだんごを始め、数多くのお土産品や県主催の各種イベントなどにシールやマスコットシンボルとして利用され、岡山県の魅力発信に大いに貢献しています。

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