各種メディアが
社会に与える影響を考える
新聞やテレビなど従来のマスメディアに加え、インターネットによる新しいツールも対象に、メディアをめぐる社会問題について探る。
研究キーワード:世論と民意/ジャーナリズム/マスコミ
文学士
広島大学文学部史学科東洋史学専攻を卒業後、山陽新聞社入社。政治部記者、東京支社編集部長、論説委員会主幹などを経て、2015年度より岡山理科大学総合情報学部教授、2017年度より経営学部教授。
長年、新聞社で記事の執筆や新聞編集に携わってきた経験からメディアの役割、ジャーナリズムの使命などについて理論的、体系的な面からアプローチしています。特に関心を持っているのが世論や民意のあり方です。民主主義社会では民意を反映した政策運営のために選挙や住民投票といった手法をとります。多数決が政策決定のよりどころになり、選挙での勝利が政党のお墨付きにされています。しかし、住民の民意はさまざまであり、多数決や選挙といった仕組みが必ずしも民意を映し出しているとはいえないのではないでしょうか。世論調査も然りです。世論や民意は民主主義社会の重要なキーワードですが、果たして現状の制度が有効に機能しているのか。メディアはどこまで世論を伝えているのか。ネット社会によって多くの情報であふれる新しい情報環境の中、メディアと政治社会の関係に興味は尽きません。メディアを勉強することは、社会について勉強することであり、経営に関わる研究にも欠かせないと考えます。
家族と買い物。施設に入っている老親を訪ねる。大阪・梅田や兵庫・宝塚の劇場にミュージカルを見に出かける。