交流史などから
隣国中国・東アジアを理解
重要なパートナーである隣国・中国について、歴史から解き明かし、日本との関係を探る。
研究キーワード:中国皇帝制/漢代軍事制度/中華(冊封)体制と東アジア世界/金印と卑弥呼/記紀神話と神社伝承/怨霊
文学修士
1981年早稲田大学大学院を修了(文学修士)後、1989年同大学院後期博士課程満期退学。本郷学園高校講師などを経て、1995年度より岡山理科大学理学部講師。1997年より総合情報学部講師、准教授、教授。2014~16年度、総合情報学部長。2017年より経営学部教授。
日本にとって重要なパートナーである中国の社会を、皇帝制の側面から考察します。具体的には皇帝制の成立期(秦・漢時代)における、軍事制度や中華概念(冊封体制)について研究しています。漢代の軍事制度が、諸外国からの質子に対する扱い(礼制度)と共通するところがあることなどがわかってきました。冊封体制では、「漢委奴国王」金印や卑弥呼などを研究しています。また、自国文化の理解は社会人にとって必須ですが、日本文化は古来中国文化の影響を受けていますので、中国からの影響と思われる文化の諸相も研究しています。具体的には、神社の伝承や記紀神話、あるいは怨霊の思想などについての考察です。結果、弥生・古墳期の日本が農耕社会であるばかりではなく、より海洋的な性格の社会であったことが考えられるようになってきました。
ひたすら寝る。
天気が良ければ、自転車で散策。
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