連携プロジェクト
サービス創造(出店企画)・プロジェクト研究
実施年 | 2016年度 |
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連携企業 | 株式会社 エブリイホーミイホールディングス |
概要(プロジェクト背景)
(株)エブリイホーミイホールディングスから、持ち込まれた課題、『岡山市横井上にオープンする「エブリイOkanaka津高」が地域社会との共創・共生していく店舗・サービスを企画開発する』に取り組む課題解決型授業。「経営戦略」の受講生88名と山口ゼミ生15名の計103名が臨みました。まさに、経営学部の「イノベーション・ラボ」のモデル授業となるものです。
2016年10月スタートのこの企画、オープンが3月末に控えたリアルな課題だけに、ニーズが複雑で、難易度も高いのですが、エブリイの開発担当チームとコミュニケーションを重ね、市場調査などのマーケティングデータによる裏付けもとりながら、課題に取り組んでいきました。
講義は全19回。まず、経営戦略の理論や流通業における事例を復習・学習した後、開発担当チームより2回に分けて課題が出されます。1回目は、学生や高齢者などが利用しやすい施設の提案など、集客のためのサービスを中心としたテーマ4つ、2回目は、会員特典、産直コーナー、フードコート、フリースペースの運用方法など、店舗内での具体的なサービスを考えるテーマ6つが出されました。いずれも開発担当チームが実際にかかえている課題です。103人が10のグループに分かれて、実際の現場に行っての調査やソーシャルデータの分析、学内外でのアンケート調査、さらには、開発担当チームとの授業内外での議論の繰り返しなどから、提案をまとめていきました。
それぞれ発表会(1回目:12/22、2回名:1/30)で、成果をプレゼンしましたが、1回目の審査の講評では、いい企画、ダメな企画をはっきり伝えられ、自分たちの甘さを痛感することになりました。その反省を踏まえ、2回目では、SWOT分析やVRIO分析などを用いた事業戦略や分析のビジネスフレームワークもきちんと組み込まれた質の高いプレゼンテーションが繰り広げられました。
それぞれの発表会では厳正な審査が行われ、優秀な企画の表彰が行われました。 学生たちの提案は「エブリィ津高」で実現されているものもあります。